闇金の借金の返済義務はない。SNSの個人間融資・090金融・ソフト闇金から逃げても取り立ては止まらない 弁護士・司法書士が解決

最終更新日 2023年6月1日

闇金の借金の返済義務はない。SNSの個人間融資・090金融・ソフト闇金から逃げても取り立ては止まらない 弁護士・司法書士が解決

闇金 返済しなくていい

 

SNSの個人間融資や、電話1本で融資できる090金融からつい借金してしまった人や、無理やり口座に振り込まれて返済に困っている人もおられるでしょう。

 

090金融とは・・・

 

店舗や固定電話を持たずに携帯電話のみで営業する違法闇金業者。

 

最近は「LINE闇金」「ツイッター闇金」などSNSでの闇金が急増している。

 

また取り立てを一切行わない、金利も低いソフト闇金もかなり急増しています。

 

闇金は違法なので借りたお金を返す必要はありません。

 

ヤミ金からの借り入れは法律に反する利率で貸し付けていますから契約自体が無効となり返済義務ないのです。

 

 

このことを「不法原因給付」といって、法律で決められています。

 

返還請求を認めてしまうと、反社会的な行為を行った者を法が保護することになります。


 

事実、返さなくてもよいとされた判例はいくらでもあります。(後述します)

 

ですが闇金からの借金を返せないのではなく、中にはまともに返済しなくてもいいと考え、わざと闇金から借りて踏み倒す悪い人もいます。

 

ここでは闇金からの借金は返さなくていい理由と闇金から逃げるとどうなるか実際の事例を紹介したいと思います。

 

 

闇金からの借金は契約自体が無効とされるので返さなくていい

闇金・090金融・ソフト闇金の借金の返済義務はありません

闇金から借りてしまったらあまりに利息が高く、払えなくなってまた他の業者から借りて返す、という人もいます。

 

しかし、闇金はそもそも違法業者であるため、元本も返さなくてよいのです。

 

利息については法律の決まり事があり、利息制限法で最大年利20%という上限が定められています。

 

でも、闇金の場合、俗に言われる「トイチ(10日で1割)」とか「トサン(10日で3割)」など、これをはるかに超える高金利を取っているのです。

 

 

トイチの場合、年利にすると365%にもなります。


 

出資法という法律では年利109.5%を超える利息を取った業者には懲役や罰金などの刑事罰が科せられる他、契約自体が無効とされてしまうのです。

 

無効というだけなら、契約前の状態に戻すのではないか?それなら元本だけは返さなければならないのではないか?と思う人もいるかも知れません。

 

でも、闇金の場合は暴利を貪るつもりで高金利を設定して契約をし、お金を給付しているので民法の「不法原因給付」というものにあたり、この場合は給付した人、つまり闇金は返還請求ができないのです。

 

不法原因給付とは

「不法な原因に基づいて支払われた給付金」というのは、不法原因給付と呼ばれ、法律上認められていない支払いです。

 

不法原因給付は違法であるため、支払われた金額を返還することはできません。

 

要するに、闇金は貸した金銭を返還請求することができないということです。

 

また、SNSの個人融資やLINE闇金のようなメールでのやり取りや電話での融資も法律で認められていません。

 

違法です。

 

正規の貸金業を行うには固定電話は必ず必要ですし、事務所も構えて貸金業登録をしないと営業できません。

 

闇金に返済義務なし!実際に判例が出ています。

平成20年に最高裁判所が

 

「闇金の元本は返済不要!!」

 

という判決を出しました。

 

利息だけでなく、元本も返済する必要は一切ない!と決めました。

 

警察に相談しても

 

「借りたものは返しなさい」

 

と取り合ってくれないことも多く、自殺まで追い込まれる人も少なくありませんでした。

 

 

*いまでも追い込まれている方が多くおられます。

 

規制を強化するために、また被害者を守るため、闇金の請求すべてを無効にするという条文が設けられたのです。

 

参考URL:「ヤミ金元本返済不要」判決

ヤミ金と消費者金融は違う!闇金は高金利

銀行以外の貸金業についてはそれぞれの種類の区別がなかなかわかりづらく、すべてを同じように考えてしまう人も多いのではないでしょうか。

 

 

しかし、特に消費者金融とヤミ金には明らかな違いがあります。


 

サラ金(サラリーマン金融)というのは、消費者金融の俗称ですから、この2つはほぼ同じ意味であると思ってよいでしょう。

 

消費者金融は「団地金融」と呼ばれる団地の主婦向けの融資が始まりだったことから、庶民のための金融という意味でこのように呼ばれるようになったのです。

 

街金については、行っている業務は消費者金融と同じようなものですが、街金の方がより規模が小さく地域に根ざしており、少人数の従業員で営業している会社が多くなります。

 

 

これらを区別する上で、借りる側が一番知らなければならない重大ポイントは「正規の業者であるかどうか」ということです。


 

狭い意味で消費者金融というのは、貸金業法に定められた都道府県知事や財務局長への登録をしている業者ということになりますので、

 

登録せずに貸金業をしている会社はヤミ金ということになります。

 

街金の中には、登録業者もいますがヤミ金が紛れ込んでいることもあります。

 

ヤミ金に借りるとどのような点が問題なのかというと、彼らは法律を守るという前提で動いていません。

 

大手の消費者金融であれば特に企業イメージを大切にしますので、最近では特にコンプライアンスに厳しく、電話などの対応も他の業種と変わらない紳士的なものになっています。

 

 

しかし、ヤミ金はもともと何も失うものはないので「何でもあり」という状態になってしまうわけです。


 

程度の違いはあれ、

 

利息に関する法律を超えた高金利を要求する
取立て方法を選ばず
脅迫や嫌がらせなどを平然と行う

 

ことから、借り手の平穏な生活を揺るがせることもあります。

 

貸金業者を利用しなければならない状況になったら、登録番号をチェックして事前に正規業者であるかどうかを確認するようにしましょう。

 

 

違法を逆手にとって借金を踏み倒す人もいる

ただ、「元本を返さなくて良い」ということを悪用し、逆に最初から一円も返す気がなく、借りるだけ借りて踏み倒すという借りパク(借り逃げ)する人が出てきています。

 

たとえば、

 

・家族や職場の連絡先を教えなくてよい業者から借りる

 

・自分の名前は偽名、プリベイド式携帯電話を使って連絡先をすぐ変えられるようにする

 

など極力闇金からの取立てができないように頭を使い、そして、万一それでも取り立てが来てしまったら警察にかけ込む、という手段を取ります。

 

いくら闇金からの借り入れは返す義務がないとはいえ

 

もし最初から偽名だった
ほとんど返済もしていない

 

などが発覚すれば最悪の場合、闇金側から詐欺で訴えられる危険性もあります。

 

個人情報を故意に偽造したり、隠したりする行為は詐欺にあたります。

 

闇金は違法な組織であり、被害者は契約者として刑事告発することができます。警察は、闇金からの告発にも対応します。

 

詐欺罪には、最高10年以下の懲役刑が科せられます。また、借金を返済していたとしても、闇金からの被害に遭う可能性があります。

 

借金をしている際に、借り逃げを想定することは非常に危険であり、避けるべきです。

 

ですからこのような手口は決して真似してはなりません。

 

闇金は取立てが命です。

 

どんな言い訳や焦げ付かそうと考えようと何が何でも回収しようとします。

 

また闇金側も人間。

 

舐めてきた相手には法律なんて関係なく感情が優先し、手を出すことも普通にあります。

 

 

格闘技をやっていて自信があっても歯むかおうものなら、武器で一発でやられます。

 

警察につかまるのが怖いくらいの肝っ玉の小さい人間だったらこんな商売やりません。

 

闇金業者同士もつながっていますから、つながりを見くびってはいけません。

 

どれだけ逃げようとしても追いかけてくる闇金の取立ての事例を紹介します。

闇金から逃げても取り立ては止まらない 借金を滞納して飛ばす・借り逃げするとどうなるか

闇金の借金を滞納して飛ばす・返さないとどうなるか通常の闇金とソフト闇金のケースで解説します。

 

SNS闇金・LINE闇金・090金融の場合

 

返済期限が過ぎるとまず取り立ての電話が本人にかかってきます。

 

それこそ毎日数百回。

 

通称「鬼電」といいます。

 

 

そのまま返済しないと今度は、家族や会社、バイト先に嫌がらせの電話をします。

 

「お前んとこの家族どうなっても知らんからのう!」

 

と巻き舌で怒鳴りつけてきます。まぁこわい(体験済み)

 

続いて近所まで取り立てにきます。

 

「〇〇さんが借りた金返さんのですわ」

 

ともうそこには住めないように仕向けてきます。

 

闇金取り立て

 

怒鳴られても返すお金がない。

 

どうしようもなく逃げだしたくなる気持ちはわかりますが、ほんとうに返済できなくなったら警察か弁護士・司法書士にすぐに相談されることをおすすめします。

 

なぜなら、どんどん嫌がらせや取り立てがヒートアップするからです。

 

取り立てがやさしい(ほんまか?)「ソフト闇金」の場合

ソフト闇金の中には、ホームページ上で

 

「厳しい取り立ては一切しません」

 

と宣言しているヤミ金も存在します。

 

*実在のホームぺージから引用

 

「慈善事業闇金」と自らうたい、優良な闇金だと安心させます。

 

なぜソフト闇金は厳しい取り立てをしないかというと、警察に捕まりたくないからというのが一番の理由です。

 

ソフト闇金で働いている従業員は今はソフトでも過去は相当脅しをきかせた取り立てを行ってきた人が実は多いのです。

 

それこそ、「あ?返せないだと?!埋めんぞコラァ!」

 

と本気で殺すことを示唆した取り立てをやっていましたが、たかが数十万円の借金で捕まりたくないので本心です。

 

また、商売ですから利益をださないといけません。

 

いちいち捕まっていると働いている従業員に給料すら払えなくなります。

 

家族もいる従業員もいますし、追い込むような取り立てを行う闇金は少なくなっています。

 

だから、

 

・月1割程度の金利(それでも高いのですが・・)

 

・事業として続けたいから取り立ては厳しくしない

 

というソフト闇金が主流になっているのです。

闇金から逃げるためにウソをついて踏み倒そうとしたケース

借りた側も色々と考えるもので、どうにか逃げれないか頭をフル回転します。

 

1つの例として死んだとうそをついて踏み倒そうとするケースがあります。

 

たとえば、自宅や職場にヤミ金業者の取立てが来たとします。

 

そのとき債権者の奥さんや身内の方が泣きながら「実は亡くなりまして・・・」と演技をします。

 

ヤミ金業者に「もう死んでいるので返せない」と思わせようとします。

 

ですが闇金業者もそのままうのみにはしません。

 

確認してきます。

 

ほんとうに死んでいるのかチェックするために、「友人のフリをして焼香させてほしい」と再び家にいきます。

 

仏壇を見て初めて「死んだ」と認識するのです。

 

ウソをつていることを知ったとたん暴力的になる業者もいます。

 

まず家の前で待ち伏せして、死んだはずの債権者を待ち伏せます。

 

ご対面すると「謝るのはいいからさ。ちょっとこいよ。テメエ」と本気でビビらせます。

 

「死んだフリするくらいなら、死ぬ気で返せよなオラァ!」

 

 

・・・

 

殺されるとまではいきませんが、精神的に追い詰められてコレが原因で本当に自殺される方もいます。

 

取立てがソフトで平和主義な闇金業者もいれば、殴る蹴る引きずりまわすのも当たり前という業者だって当然います。

 

むしろそういう業者のほうが多いかもしれません。

 

警察が介入してもあまり意味がない 呼んでもひきさがらない

「取り合えず今日は払えないんだ。警察呼びますよ」と言いたくなるケースもあるでしょう。

 

闇金業者はそんなことでは引き下がりません。

 

「さっさと呼べやこら!」

 

警察がナンボのもんじゃいと堂々としています。

 

*なんやお前?

 

ほんとうに警察呼んだとしても、暴力を振るわれたなら捕まる可能性はありますがそうでなければ

 

「俺たちは金を返してほしいんだ。こいつら返さねえんだ」と警察に話します。

 

警察側も「事情はよくわからないけど、借りたものは返さないとダメだよ」と当事者で話し合ってくれという姿勢です。

 

 

これが警察の民事不介入というものです。

 

いまでは闇金対策が強化されたのでここまで放っておく事はないかもしれませんが少なくとも闇金業者は警察を1ミリも怖がっていません。

闇金解決するには弁護士か司法書士に相談するのが確実

借りたお金は返さなきゃ・・という固定観念があると思いますが、時と場合によっては、心を鬼にして戦うことも必要です。

 

ヤミ金戦う方法は専門の法律家に頼むのが一番早くて確実です。警察とも連携をとって解決してくれます。

 

特に弁護士は闇金の取立てをしないように説得することができます。

 

よって、すぐに解決する場合も多く、力になってくれる存在です。

 

また、どのように対策を取るべきかなどの対処の方法も教えてくれます。

 

闇金の中には自宅だけではなく職場や子供の学校などにも嫌がらせをする悪質業者も多いです。

 

万一、自宅に侵入されたりした場合には、早急に警察にも電話をするようにしましょう。

 

闇金から借りたお金はいっさい返済する必要はないので返さないようにし、執拗な取立てには可能な限り身を隠して逃げてください。

闇金問題に対応しない弁護士や司法書士も多い

実は、闇金問題に対応しない弁護士や司法書士が多いのが現実です。

 

専門家側にもリスクがあり、交渉が難しく、報酬が少ないためです。

 

多くの事務所は、善意で対応しているか、他の案件を獲得するために取り扱っています。

 

これは会社でいうところの「きつい、汚い、危険」といわれる3Kのようなものです。

 

私自身、何人も闇金相談をやめてきた弁護士・司法書士を見てきました。

 

多くの有能な専門家が、一度は闇金対策を行っていたものの、体調不良を理由に辞めてしまったことがほとんどです。

 

闇金問題に対処することは、思った以上に精神的にきつく、儲からないことが理由です。

 

一方で、小さい事務所や大規模な組織に所属している法律家であっても、一度受任しても放置するケースがあります。

 

しかし、心配はいりません。

 

実際には、「自分を犠牲にしてでも闇金問題に立ち向かいたい」と考える法律家が存在します。

 

彼らは闇金問題に特化しており、専門的な知識や経験を持っているため、被害者を助けることができます。

 

闇金相談ならこの法律家が完璧に解決してくれます。

 

ウォーリア法務事務所

代表司法書士 坪山正義

大阪司法書士会会員(第3831号)

簡裁訴訟代理等関係業務認定会員(第1012073号)

 

他の事務所で断られても関係あらへん。闇金と対決してもウォーリアが100%勝ちます。

 

全国どこでも対応。相談無料。

 

ウォーリア法務事務所の解説へ

 

無料相談窓口はこちら

 

 

 

著者,監修者

関西大学ファイナンスコースを専攻し卒業。金融を学び、FP2級の資格を持ち、WEBサイトを運営している40代。
調理師免許取得、飲食店経営。

法律ができればその抜け道をさぐり知識にうとい素人を巧妙に餌食とする悪知恵がはびこるのが常です。
多くの人は法律が守ってくれることを知らず、不当な取り立てに悩まされてしまいます。
貴真面目な人ほど悪質業者の手口の犠牲になりやすいです。
当たり前の権利を知っていただき是非解決してください。

サイト運営者情報 株式会社クロスウェブ
法人番号 1120001197731
経済産業省
社会貢献への取り組み 地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
スマート・ライフ・プロジェクト
ポジティブオフ
地方創生テレワーク