闇金が借金を完済させてくれない「無理やり貸しつけ詐欺」

最終更新日 2023年3月22日

闇金が借金を完済させない「ジャンプ」の手口を解説

闇金業者はいざ「完済します」

 

というと闇金業者は無理やり貸し付けたり、追加融資を促してきます。

 

なぜなら、闇金業者はトゴ、トサンなど法外な利息を取ることで利益を得ており、むちゃくちゃおいしいくらい儲けがでるからです。

 

債務者1人1人からいかに利息を取り続けるか、ここが闇金業者にとって重要で、そのためには完済させないようにさまざまな手口を使ってきます。

 

たとえば10日後に5割の利息を乗せて返済するという条件で10万円を借りたとしましょう。

 

すると10日後の返済額は15万円となり、もしこの時点で完済をすれば闇金が得る利益は利息分の5万円です。

 

しかし、

 

「全額返しちゃっていいの?もししんどいなら待つよ?」

 

といって、利息だけ支払わせます(ジャンプという)

 

利息だけを返済することになれば元金は減らず、10日ごとに利息だけを受け取ることができるので利益はどんどん大きくなっていきます。

 

闇金はこの利息だけの返済を狙っており、

 

いつまでも利息だけを返済させることで大きな利益を得ているのです。

 

返済する側からすると非常に厄介で恐ろしいシステムです。

 

このページでは闇金の完済させないジャンプにについてや連絡が取れなくなったときの対策方法を詳しく解説します。

 

 

闇金のジャンプとは?

闇金が借り手に長く支払わせるためによく使うのが「ジャンプ」と呼ばれる方法です。

 

これは、返済できなくて延滞した時、利息の支払だけをさせて元金の支払いを延期、一度清算して再度貸し付けた形をとるものです。

 

 

何度もジャンプをすればずっと元金が減らず、延々と高い利息を支払い続けることになります。


 

たいていの場合、闇金は常識で考えられないくらいの高金利を取っていますが、たとえば「トイチ(10日で1割)」の業者から借りたとしましょう。

 

最初に元金50万円として貸し付けを受けたとしても最初に利息を天引きされますから、実際に受け取れるのは45万円ということになります。

 

そして、10日後に返済ができなくて、

 

「すみません、返済が間に合わないので待ってもらえませんか」

 

と頼むと、ここですかさず恩を着せるのです。

 

「じゃあ特別に待ってあげます。利息だけ入れてもらえばいいですよ」

 

と言って利息分5万円を受け取り、再度50万円を貸した形にするのです。

 

 

ここでは借り手にはまったくお金は渡らないことになります。

 

こうやって何度もジャンプを繰り返していけば、闇金は利息を取り続けられることになるということになるわけです。

闇金は何が何でも完済させない

返済日に全額返済しようとすると

 

「前日に事前連絡がなかったから返済はできない」

 

と言い出したり、それならばと事前連絡をすると電話に出てくれずやはり返済を拒否されたりします。

 

 

ひどい場合だと全額返済したにも関わらず平然と借金がまだ残っているから利息だけでも返せなんて言い出します。


 

闇金は常識が通用しません。

 

たとえめちゃくちゃであろうととにかく利息を払わせようと悪質な取り立てをしてくるので注意しましょう。

 

もしこうした被害に遭ってしまった場合ですがすぐに司法書士に相談しましょう。

 

全額返済しているなら返済する必要がないのは当然ですが、元々闇金の借金は返済義務がありませんので

 

司法書士に相談し、自分に代わって闇金と交渉してもらうのがベストな対策です。

 

取り立ても止まりますし、何度も返済する必要もなくなります。

 

闇金からの借金ということで負い目に感じる方もいるようですが、

 

違法なことをしているのは相手ですので変に遠慮するのはいけません。

 

相手が悪質な方法を使ってくる以上、こちらも毅然とした態度で対応しましょう。

返済日が近いのに連絡取れない!どうしたら良い!?

闇金から融資を受けている際に、返済中に闇金と連絡取れない!

 

そんな事態に陥ることがあります。

 

 

これには大きくわけて二つの理由があるのですが、放置していても良い問題なのか、ご紹介していきます。


 

闇金業者の手口の一つとして、返済日間近になると一切連絡が取れず、ある日闇金から電話してくることがあります。

 

これは闇金特有の手口の一つ、ジャンプと呼ばれている物であり、払えるはずのお金を払わせない手口です。

 

こうやって闇金業者は返済日近くになると、わざと連絡を取らないようにして、利息だけをつけていきます。

 

毎月返済しても一向に借金が終わらない、そんな返済をしている時は、相手が闇金の可能性が非常に高いです。

 

 

もしも気づかないうちに闇金と取引していたり、闇金とわかって取引している人は、注意が必要です。


 

もう一つ闇金と連絡が取れなくなった理由を解説します。

 

元々闇金は警察に捕まるリスクを回避するために、携帯電話をいくつも所有しており、プリペイド携帯を使っている業者もいます。

 

そしてそれらの携帯電話は使い捨て状態で使用している為、闇金からの番号が毎回違う事もあります。

 

そんな闇金から連絡が取れなくなった場合、闇金が携帯電話を変えたか、警察などの関係で携帯電話を止められた可能性です。

 

アナタ以外の被害者の通報で捕まったり、弁護士や司法書士の協力を得た人のおかげで、止めている可能性もあります。

 

しかし一時的に闇金と連絡が取れないとしても、後々必ず闇金から連絡は入るので、覚えておきましょう。

いくら連絡がこないといっても借りたままや放置してはいけない

借りたお金をそのままにして返済しない、いわゆる借りパクと呼ばれる行為にあたりますが、止めましょう。

 

 

借りパクは注意しないと詐欺罪や横領罪になってしまい、被害者なのに犯罪者になる可能性があります。


 

初めから返すつもりがなくて借りるのは犯罪であり、借りた物を放置するのは横領罪にあたります。

 

そして先に紹介したように、借りパクを行おうとしても必ず闇金から連絡はくるので、手痛い反撃を食らうでしょう。

 

本来は被害を受けた側なのに、安易な考えで犯罪者にならないように注意し、闇金への対策をとってください。

 

連絡が来ないからラッキー!では無く、闇金は絶対に被害者を手放したりはしません。

 

何か意図や理由があって連絡をしてこないだけですので、その間に相応の対策をとりましょう。

 

闇金相談ならこの法律家が完璧に解決してくれます。

 

ウォーリア法務事務所

代表司法書士 坪山正義

大阪司法書士会会員(第3831号)

簡裁訴訟代理等関係業務認定会員(第1012073号)

 

他の事務所で断られても関係あらへん。闇金と対決してもウォーリアが100%勝ちます。

 

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